処暑しょしょ

(8月23日頃)
処暑B3ポスター
B3ポスター

「夏草が」

永瀬清子

私たちは意味のすでに判っている事について書くのではなく、いずことも知れない夏草のみだれの中を通っていく。すると足のふみしだいた所から意味がみえてくる。
つまり判らないから書く。そして新しい道にやっと出逢う。かくしていた夏草がやがてそれを結局は教えてくれる。

抜粋

短章集続』P149思潮社

協力

NPO法人永瀬清子生家保存会

写真 田中園子
写真

田中園子