
岡山市中心部の運賃また値上げ!
今、宇野バスが運賃値上げをしないわけ
いつも宇野バスをご利用いただき、ありがとうございます。
この度、路線バス会社5社は、「共同経営」という制度を用いて運賃値上げを申請し、当局の認可を得て、10月1日から、岡山市内中心部を中心に、120円の運賃を160円に、40円の値上げをします。
また、路面電車運行会社も当局の認可を得て、10月1日から、岡山市内中心部を中心に、120円、140円の運賃を160円に値上げします。
「共同経営」とは何か
この制度は、地方の公共交通を維持するための臨時措置として導入されたものです。本来禁止されている「価格カルテル」を一時的に容認する仕組みであり、競争がなくなると利用者に不利益が生じるため、法律には10年以内に廃止すると明記されています。

値上げラッシュの中で
さて今、食料品をはじめ非常に多くの品々が次々と値上げされ、賃金の引き上げが追いつかず、まるで値上げに追いたてられているような状況です。
どこかの時点で大幅な賃金引き上げがなければ、生涯この状態から抜け出せないのではないか、とさえ思います。
そのような中で、宇野バスが運賃を値上げすることがどういう意味を持つのかを考えたとき、私たちは「今は運賃値上げをすべき時ではない」という結論に至りました。

宇野バスの姿勢
宇野バスは、これからも100円です。
宇野バスは、「共同経営」に乗るのではなく、1社1社が自らの状態を見つめ、真摯に考えて判断することが何より重要だと考えています。
偉そうに聞こえるかもしれませんが、宇野バスも大変な状況であることに変わりはありません。ただし、今すぐ運賃を値上げしなければならないほど切迫しているわけではありません。だからこそ、今は値上げをいたしません。
将来に向けて
いずれ、運賃の値上げをお願いせざるを得ない時が来るかと思います。その際には、ぜひご理解を賜りたくお願い申し上げます。
どうぞこれからも、毎月の宇野バス独自の「無料デー」をはじめ、宇野バスをご利用いただければ幸いです。
2025年9月
宇野自動車株式会社